三菱一号館は1894(明治27)年、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。老朽化のため1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、2010(平成22)年春、同じ地に美術館として復元されました。
美術館の入口は、美しい中庭に面しています。整然とした丸の内のオフィス街から、突然ヨーロッパの街角に紛れ込んだような気分に。
同館が所有するポスターやリトグラフを中心に『トゥールーズ=ロートレック展』を2011年12月25日まで開催中。
貴族に生まれ、何不自由なく育った幼児期から、足が不自由であったために父に愛されなかった悲しさ、多くの作品のモデルとなった娼婦や踊り子に注がれた深くて暖かな愛情のあり様など、ロートレックの生涯の心の変遷を伺うことができる展示となっています。
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