2012年4月27日金曜日

カールマルクスホーフ

ベートーベン“遺書の家”のあるハイリゲンシュタットは、地下鉄U4の終点にあたります。

ベートーベンゆかりの場所やホイリゲが点在するのは、ハイリゲンシュタット駅からバスで10分ほど。ウィーンの森の入り口あたりで、ブドウ畑と森の緑を背景とする閑静な高級住宅地です。

それとは対照的に、ハイリゲンシュタット駅前にそびえる「カール マルクス ホーフ」は、第一次世界大戦後、「赤いウィーン」と呼ばれた社会主義体制の時期に建設された労働者向けの市営住宅。建物は切れ目なく全長1キロメートルに及び、城壁のような威圧感がありました。

カールマルクスホーフ

2012年4月25日水曜日

ホイリゲ

初日の夕食はウィーンの北のはずれにあるホイリゲ『マイヤー』へ。
ここは、ベートーベンが交響曲第9番を作曲したことで知られています。
ホイリゲというのは、もともとその年のブドウで造られた新酒ワインという意味で、今は新酒ワインを飲むことができる居酒屋も指します。

予定では、『マイヤー』の前に、ベート―ベンが遺書を書いた家『ハイリゲンシュタット遺書の家』に立ち寄ることになっていましたが、入館ぎりぎりアウト。2階の窓を閉めていたおばさんが「残念ねー。今日はもうおしまいよ」という顔で私たちを見ていました。
「いいんです。いいんです。積み残しがあったほうが、また来られますから」とアイコンタクトで返事しました。

マイヤーの入り口。
軒先に下げられた松やモミの葉の束は新酒到来のしるし
本来、つまみはビッフェカウンターへ行って、セルフで買うそうですが、
私たちはセットメニューを注文。
下からハム・ソーセージとディップなど
中段が酢漬けのパプリカやオリーブの実
上段はパン

2012年4月24日火曜日

シュテファン寺院

トランクの荷物を引き出しとクローゼットに収め、一休みしてホテルを出発。まだ、飛行機が着陸してから2時間少々。空港が近いというのは、ほんとに便利です。

ぶらぶら歩いて、中心街へ。ウィーンのシンボル・シュテファン寺院は修復工事中のため、一部がテントに覆われていました。ヨーロッパの建造物はいたるところで修復中。

完成するのに何百年もかかって、建設と修復を同時に進行させる感覚って、日本と違いますね。それに、立ち入り禁止なんていう札も立てず、おかまいなしに、見学させてくれるところもすごいです。

ホテルチェックイン

ホテルはシュタットパーク駅から徒歩5分ほどのアム・コンツェルトハウスです。
私たち(夫婦)の旅行で、いつももっとも迷うのはホテル選び。
たいがい1都市に滞在するので、ホテルの良し悪しが、旅行全体に影響を及ぼすことは必至です。

お金をかければ、豪華で立地もよいホテルが見つかるのは当然ですが、
便利で清潔で静かで、でも、値段はそこそこでとなると、下調べにはかなりの時間がかかります。

それに加え私たちが重要視するのは朝食がいかに充実しているか。
旅行中は、貪欲にあっちこっちを見て回るため、
いざとなれば、昼食抜きでも大丈夫のように、朝、たっぷり食べて、エネルギーを蓄えようというわけです。


アム・コンツェルトハウスもずいぶん迷って決めたホテルでしたが、
交通の便は申し分なく、ウィーンの主な名所は徒歩圏。お掃除もいきとどいており、朝食もおいしく、かつリーズナブルで、100%満足しました
右奥がホテル。向かいがコンツェルトハウス

ウィーンに到着

3月20日の13時過ぎにウィーンに到着。
S-Bahnに乗ってウィーンミッテ駅に行き、地下鉄U4に乗り換えて1駅先のStadtparkへ。
電車に自転車を持ち込む人が多いことにおどろき
地下鉄の駅を出て、最初に目にした景色。
見た瞬間「この街に住みたい」と思いました
 見える風景は日本とはずいぶん違うのですが、どういうわけか、外国に来た気がしない。
外国の臭い(匂い?)がしないというのが第一印象。
この時点で、私がウィーンを大好きなことが確定しました。

2012年4月7日土曜日

ウィーンに行ってきました

ウィーンに行ってきました。

3月19日、関空23時40分発ドバイ経由のエミレーツ航空に乗りました。
ドバイにはちょうど31年前の3月、ギリシャからの帰りに降りたことがあります。
そのときは、砂漠の真ん中に、ほったて小屋のような建物があるだけでした。
飛行機を降りて、砂嵐(ちょっと思い込みもあるかも)のなかをターミナルまで歩いたことは、
そのときの1か月近いヨーロッパ旅行のなかでも
かなりインパクトのある出来事でした。

オイルマネーで巨大空港となったドバイ国際空港に立ち寄ることは
今回の旅行の楽しみのひとつでしたが、
大きいというだけで、とくに驚くことはなかったように思います。
でも、本当ににぎやか。
人が多いことにはちょっとびっくりです。