前日の同窓会で、数十年ぶりに対面した友人と美術館の前で落ち会いました。
彼女と二人で日本画を見て、和菓子を食べながら
秋の午後のひとときを過ごす日がくるなんてね。
☆山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36)
山種美術館は山種証券の創始者・山﨑種二(1893-1983)が個人で集めたコレクションを核に、1966(昭和41)年7月、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館しました。1976年には、二代目館長の山﨑富治が旧安宅コレクションの速水御舟作品105点を一括購入するなどし、現在の収蔵品は約1800点を数えます。2009年10月1日に渋谷区・広尾に美術館を新築オープンしました。
現在、美術館創立45周年を記念して「ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」を開催中。
駒沢通りの緩やかで長い坂をのぼると見えてくる建物は、美術館というよりモダンなオフィスビルのよう。展示室は落ち着いた柔らかな照明がほどこされ、速水御舟、横山大観、上村松園、川合玉堂、奥村土牛などの名画を心ゆくまで作品を鑑賞することができます。日本画の無条件の美しさを堪能。ため息が出ました。
「ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」
[前期] 江戸絵画から近代日本画へ 2011年11月12日(土)~12月25日(日)
[後期] 戦前から戦後へ 2012年1月3日(火)~2月5日(日)
[後期] 戦前から戦後へ 2012年1月3日(火)~2月5日(日)
美術鑑賞のあとは美術館1階の「cafe 椿」でのティータイムがおすすめです。
とくに和菓子は、展覧会ごとに出品作品に描かれた花や果物、動物などのモチーフを選び、青山の「菊家」に特別にオーダーした「cafe 椿」オリジナル。食べるのがもったいないかわいらしさです。上品な甘さは、抹茶や緑茶のみならずコーヒーとも相性抜群です。1個500円は少し高めですが、テイクアウトもできるので、モチーフとなった絵の絵はがきと和菓子をセットにしたら、とてもしゃれたお土産に。
山種美術館創立45周年を記念した『寿の鈴』
宗達、光悦の短冊帖からデザインされた『秋のおとづれ』
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