2012年5月14日月曜日

美術史博物館 音声ガイド

日本語音声ガイドを借りて、いよいよ展示室へ。

私は音声ガイドが大好きで、美術館に行ったときは、ほぼ100%音声ガイドを聞きながら歩きます。
図録や説明書きを読みながら絵を見ていると、字ばかり追ってしまって、絵をちゃんと見ていない、かといって、説明がないと、絵のことはよくわからない。

とくに、海外の大きな美術館は、展示物がとても多いので、ガイドがあると大助かりです。

今は、海外でも日本語音声ガイドがあちこちに用意されていて、うれしくなってしまいます。

壁には絵画が惜しげもなく展示されていて、そのボリュームに圧倒されます



2012年5月13日日曜日

美術史博物館 カフェ・ゲルストナー

絵画鑑賞の前に、美術館の2階にある老舗カフェ・ゲルストナーでひと休み。
デコラティブの極地なのに、この落着きと気品・・・ため息のでるような美しさでした。


2012年5月12日土曜日

美術史博物館 クリムト

建物の中に入ると、またまた、大階段ホールに大きな足場が!
ここも、修復中?と思いきや、
グスタフ・クリムトの生誕150年を記念して、クリムトの壁画を間近で鑑賞できるよう、足場を組んで鑑賞台が設けられていたのでした。
絢爛豪華な正面玄関に、まさに工事現場のような足場。
なんと大胆な発想!


鑑賞台の定員は50人。鑑賞台の入り口には、ここにも定年を過ぎたくらいの男性が私服でたっていて、いかにも手作りという感じの小さな札を配っています。札を受け取ると台に上がることができて、見終わったら札を返却し、それを次の人に渡すというシステムになっているようです。


 美術館始まって以来の試みだそうですが、半日、クリムトを見ていたければそれも可能だし、うっかり札をポケットに入れて帰ってしまう人がいたら、その日の定員は49人になってしまいそうな、そんな気楽な雰囲気でした。何かにつけ、大層にしないんだなーと感じました。

クリムトの壁画『エジプト』
クリムトの壁画『古代ギリシャの美術』

2012年5月11日金曜日

美術史博物館へ

次は、今回の旅行の1番の目玉、ハプスブルグ家の膨大なコレクションを展示している美術史博物館へ。
チケットを買うのに少し行列。並んでいるのは10組にも満たないのに、なかなか先に進まない。
窓口のおじさんが、とにかくしゃべり好き。

「向かいの自然史博物館のチケットもセットで買うと安くなるの?」とか、「美術館の見学には何時間くらいかかるの?」などのお客さんの質問に、懇切丁寧に、ときには聞かれたこと以上に答えているもよう。

観光地のガイドやスタッフは定年を過ぎたくらいの年齢の男性が多く、彼らは概してしゃべり好き。オーストリアやウィーンの自慢話を始めたらとまらないという感じでした。

私のように、ドイツ語はまったくわからないうえ、英語もほとんど聞き取れなくて、曖昧に笑っている者には、首をすくめて、「こまったもんだ」というあきれ顔。

でも、おじさんたちは、そういう日本人の扱いにも慣れていて、こちらがのぞんでいることは、おおかたさっしてくれました。なんとも情けないことですが。

美術史博物館。マリア・テレジア像をはさんで、向かいにほとんど同じ建物の自然史美術館があります




2012年5月9日水曜日

カールス教会

ナッシュマルクトをあとにカールス教会へ。
1714年にウィーンを襲ったペストの終息を願って建てられたというこの教会は、ヨーロッパバロック教会のなかでもっとも美しいといわれています。(「もっとも美しい」というのは、あちらこちらの名所旧跡の形容詞ではありますが)

中に入ると、大きな足場が‥‥
現在(わかった範囲では2002年から)、教会内部のヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤーのフレスコ画を修復中。足場を一般解放していて、見学者はまず高さ32.5mまでをエレベーターで、さらに階段をつかって、55.5mの天井部分まで上ることができます。

階段の定員は10人。それでも、人が動くたび揺れるので「高所恐怖所にはかなりつらい」(夫談)

作品名「聖カール・ボロメウスの代理祈祷、ペスト退散を祈って」
エレベーターを降りた踊り場。中間地点でも、天井画がこんなに間近に


下からだと点のように見える?ドーム天井の鳩

入場料はエレベーター料金込みで6ユーロ。天井画を間近に見ることができたのは、とてもラッキーでしたが、教会に足場はやっぱり無骨。10年以上もこの状態というのは、時間の単位が、日本とは違うのでしょう。

2012年5月8日火曜日

マヨリカハウスとメダイヨンハウス

リンケ・ウィーンテァイレ通りをへだて、ナッシュマルクトの前にあるのが、建築家・オットー・ワーグナーデザインの集合住宅、マヨリカハウスとメダイヨンハウス。

ファサード(建物の正面のデザイン)に、マヨリカ焼きのタイルでピンクの花がデザインされているマヨリカハウス(左)
黄金のメダイヨン(メダル)の装飾がほどこされているメダイヨンハウス


装飾的でさまざまな建築様式が混在しているのに、ウィーンの街全体にごちゃごちゃした感じがしないのは、建物の高さがそろっていることと、道路が広いこと、それに広告が少ないからなのかなと思いました。

オットー・ワーグナーの代表作・地下鉄4号線のカールスプラッツ駅
後ろがカールス教会

2012年5月2日水曜日

ナッシュマルクト

市立公園を後に、ウィーン最大規模の公設市場・ナッシュマルクトへ。野菜も花も、お惣菜も、色が鮮やかで美しい。日本のものと、どこが違うのでしょうか。

キッチン付きの宿に長期滞在して自炊したい!

 
惣菜の数々

海のないオーストリア
豊富な魚はクロアチア、イタリアなどから運ばれてくる


手前の花束が1000円ほど
日本だったら3000円はしそう

市立公園

ウィーン2日目。朝7時半ホテルを出発。徒歩5分ほどの市立公園へ。公園を横切って足早にオフィスに向かう人が、ほんのちらほら。日本人のように、朝からジョギングやウォーキングをする人は、あまりいないのかもしれません。
ホテルからこの通りを歩いて市立公園へ
朝日にかがやくヨハン・シュトラウス像
芝生の向こうに見えるのはクアサロン。
どちらかといえば観光客向けのコンサート会場

ほんとに静かでした